自分で見積もる癖を
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ハイブリッド車は簡単には元が取れない
単純に試算をすれば、結果はすぐにわかりますが、多くの人は企業から提示されたデータを信用します。企業から提示されたデータはウソではありませんが、企業が望む方向に誘導された、都合の良いデータがピックアップされ、販促に用いられます。
燃費が良く節約できそうだからといって単純に購入すると損をしてしまうかもしれません。カローラのハイブリッド車とガソリン車について検討してみましょう。
ハイブリッド HYBRID W×B 2WD | ガソリン W×B 1.8L・CVT | 差 | |
価格(税込) | 2,750,000円 | 2,315,500円 | +434,500円 |
燃費(WLTCモード) | 25.6km/L | 14.6km/L | +11km/L |
走行コスト(ガソリン130円/L) | 5.1円/km | 8.9円/km | ー3.8円/km |
車の価格差は434、500円ありますが、ハイブリッド車は燃費が良いため、1km当たり3.8円節約できることになります。(ガソリン価格130円/Lで計算)
損益分岐点
燃料の価格差を埋めるにはおよそ114000km走行しなければ元を取れない計算です。
しかし、リセールバリューが異なるため、必ずしもこの限りではありませんが、ハイブリッド車の方が部品点数が多く、メンテナンスや修理費用が発生した時に割高になります。つまりどちらでも良いが、このような計算も自分で行い、どちらが自分に合っているかを把握した上で購入することが大切です。
損益分岐点を計算することは、投資をして、収益を得るという、ビジネスの世界で必ず必要になる考え方です。日頃から自分の力で計算し損をしない考え方を身につける必要があります。