株価と実態経済の乖離は当たり前

現在株価が上昇しているのは、主にネットやテクノロジーに関する企業と新興企業です。サービス業、小売、航空、交通はコロナウイルスの影響をもろに受けています。これらの企業は将来の成長を期待されており、バブルになっています。強いところに資本が集まっています。さらに言うと、株式市場に上場しているのは強い企業だけなので、実体経済とリンクする多くの中小企業が株価に反映されていません。強い企業はより成長し、中小企業は淘汰されたり吸収されたりします。このため、ますます株価と実体経済は乖離します。

さらに株式会社の利益が増え、それが企業がストックしたり、投資家に分配されていますが、多くの労働者に分配されていない現象が起こっています。資本主義の宿命なので仕方なのでしょう。資本主義は、資本を持った人が強い。強い人とはどんどん差が開いてしまう。でもそれを良しとしてただただ傍観しているだけではいけません。資本主義であれば、我々も資本を蓄積し、資本を投じる、つまり投資をすれば良い。その環境は我が国には整っているし、誰でも自由に参加できます。株式投資は会社を経営することと同義と捉えるべきです。投資できる額に差があるだけです。当然失敗もありますが、資本を投じてリターンを得ることこそが、資本主義下で勝ち上がれる数少ない方法であると考えて良いと思います。労働賃金では十分な富を得ることができません。

格差社会は残念ながら存在します。しかしそのまま甘んじていては何も変わりません。さらに開いていく格差に抗えばいいじゃないか。投資家や経営者には誰でもなれる権利があります

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