保険に極力入らない
保険に入らない選択肢を考えたことがあるでしょうか。両親や周りの人が入っているから自分も入っている人も多いはずです。人間誰しもが将来起こるかもしれない不安と戦っています。「万が一」のために安心を買おうと考える人が多いのも納得できます。しかし、今一度冷静に保険を見直していただきたいと思います。
万が一は滅多に起きない
読んで字のごとく、万が一は10000回に1回、ほどんどないが、極めて稀に起こるということです。この記事を読んでいただいている方の多くは心配がない方なのではないでしょうか。言い方は悪いですが、保険は人々の不安に漬け込んできます。昔は実体のない神様や仏様を頼ってきたのかもしれませんが、保険はお金という安心を提示することで、安心感を与えてきますので、信仰しやすいのではないでしょうか。一度不安に思えば、その他の事柄も不安に感じ、際限なく保険に加入するハメになってしまいます。
ポンコツが得をする
保険のシステム上、病弱だったり、事故を起こしやすかったりといわゆるポンコツの人が得をします。ポンコツでなくても、がん保険であればがんになった方が得するのです。違和感を感じませんか?健康で健全な人が、体が弱かったり、不注意な生活をしている人たちの費用を払い支える仕組みになっています。ポンコツ以外の人が恩恵を受けにくいシステムです。
保険会社の人の生活費を負担している
保険会社は営利企業ですので、保険会社が儲かるよう、数字に強い頭の良い人が、自分たちの利益を得られるよう、設計されています。保険会社営業の年収はおよそ4〜500万円程度とされています。インセンティブを合わせて1000万以上稼ぐ人もいます。当たり前ですがこのお給料は、保険料から支払われています。人のお金を使って利益を出すという、銀行と並んで最強の商売だといえます。
保険会社は保険のプロだから勝ち目がない
万が一のことが起きた場合は、保険金の支払いを受けることができます。しかし保険会社からしてみれば、保険金は支払いたくないはずです。保険会社が作ったルールのもと保険金が支払われるため、保険会社側の方がルールに詳しいことは間違いありません。少しでも加入者の不備があれば支払いを拒否することができます。保険金をたくさん欲しいからと争っても、ルールを作った人を相手に勝てるわけがありません。しかし保険会社も支払わなければ詐欺になりますから、程よく支払います。結局は保険会社の手のひらの上で転がるしかないのです。
どうすれば良いのか
保険に入ったつもりでお金を貯めておくだけでいいのです。何も難しいことはありません。貯めることが難しければ、強制的に貯まるような仕組みにしてしまえば良いでしょう。自分が加入すべきか悩んだ保険の額をそっくりそのまま貯金しましょう。もちろん運用しても良いと思います。保険会社の従業員のお給料や、ポンコツのための保険金代を支払うのは止めにしましょう。
保険に入る側が、明らかにポンコツの場合はメリットがあります。病弱、適当な性格、壊れそうな家、などの場合は保険金を受け取る確率が高くなるわけなので、入る価値があります。
自動車保険は会社勤めの場合自動車で通勤するための条件であったりと、世間では必須とされています。自動車保険の場合は対人、対物を無制限にしておけば十分で、そのほかのオプション等はカットしましょう。車両保険も不要です。車両保険に加入し、ぶつけても安心だと思うから事故るのです。もし事故を自分で起こしてしまったら自己責任で、実費で修理する心構えが必要です。もし相手が要因の事故であれば、相手方の保険で修理してくれるわけですから。
保険は一度入ってしまうとなかなか抜けづらい仕組みになっていますし、不安でたくさん入りたくなってしまう心理に陥ってしまいがちです。しかし、トータルするとかなりの消費になるケースがほとんどであり、再考してみる価値は十分あると思います、